北海道日本ハムファイターズの新球場がアジアナンバーワンを目指すらしいので世界一の球場について調べてみた。
こんいちは。広島生まれ広島育ち、生まれたときからカープファンなじゃとです。
昨日、去年悔しくも日本シリーズで負けてしまった北海道日本ハムファイターズが新球場建設構想を発表していたのですが、その中で気になるフレーズがあったので、今回はそれについて書きたいと思います。
気になったそのフレーズは『アジアナンバーワンのボールパークを目指す』というもの。『アジアナンバーワン』ということは、日本や韓国、台湾などの中では一番だけど、『世界一』ではないということなのかな、と。では具体的に今、世界で一番のボールパークとはどんなところなんだろう、ということで以下調べてみました。
北海道日本ハムファイターズの新球場構想について
ファイターズの新球場は以下の画像のように開閉式の屋根を備える天然芝の球場を中心に、宿泊施設や商業施設、ジム、キャンプ場などがある複合施設になっています。
選手のパフォーマンスが最大限活かされるスタジアムを核に、国際競争力を有するライブ・エンターテイメントタウンとして『“アジアNo.1”のボールパーク』を目指します。
— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) 2017年6月29日
新球場建設構想に関してhttps://t.co/dK6hsnB5Rg#宇宙一のその先へ pic.twitter.com/U12YFuGWqW
これは球場(スタジアム)以外の設備も含め、”誰もが楽しめる場所づくりを目指す”『ボールパーク』と呼ばれるアプローチ(それを通じて、野球ファンの裾野拡大を狙う)で、アメリカのメジャーリーグから始まり、現在では日本でもオリックスや楽天、広島、横浜の本拠地などではこういったボールパーク化を目指す取り組みが行われています。
現在、ファイターズが本拠地としている札幌ドームはファイターズが所有しているものではないため、上記のようなボールパーク化が難しく、それが新球場を新たに建設しようという構想の発端になっています。
アメリカ屈指のボールパーク
MLB最高のボールパークに関する記事はFOXやUSA、CSN、BuzzFeedなど様々なアメリカメディアで記事になっていたのですが、どの記事においても上位に入っていたのが以下の3つのボールパーク。
公式に『ここが世界一のボールパーク』というのは決められていないですが、この3つが最も有力な候補と言えるのかもしれません。
AT&T Park(サンフランシスコ)
Ron Niebrugge/reese2bs.wordpress.com
過去に日本人メジャーリーガーでは新庄剛志選手や青木宣親選手が在籍していたサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地、『AT&T Park』はサンフランシスコ湾の入江にもなっている右翼側が特徴的なボールパーク。デーゲームだと上記の写真のように、海の青と芝生の緑のコントラストがとても美しいそう。ホームランが海に直接着水する光景が見られるのはここだけだと思われます。(実はこれまでにまだ100回超ほどしかないないようです)
レンガ造りの部分があるなどボールパーク全体としてレトロな雰囲気で写真映えするボールパークですが、実はパーク内のご飯もアメリカのボールパークの中で最も美味しいそうです。(僕もこの球場は行ったことがあるのですが、これは残念ながら日本の方が確実に美味しいと思いました)
また、周囲には野球観戦に来た子供たちがバッティングできるミニ球場があり、レフトスタンド奥にあるコカコーラのボトルの部分は実は滑り台になっており、そこで遊ぶこともできるようになっています。
PNC Park(ピッツバーグ)
『PNC Park』はピッツバーグ・パイレーツの本拠地。パイレーツといえば、読売ジャイアンツから桑田真澄選手が移籍し、引退発表時に在籍していたチーム。
チームとしてはなかなか目立った成績は残せていませんが、こちらのボールパークはとても評判が高く、外野が開けていることから内野席から球場の先に見ることができる、高層ビル群や黄色のロベルト・クレメンテ橋とのコントラストが特徴のようです。
また、飲食面でも充実しており、ステーキレストラン「Outback Steak House」では試合を見ながら食事を楽しめるようになっているとか。
Fenway Park(ボストン)
最後の一つは現在、メジャーリーグで使用されている球場の中で最も古い球場となっている『Fenway Park』
日本でも最も有名かもしれないこの球場を本拠地とするボストン・レッドソックスには、これまで野茂英雄選手や松坂大輔選手、上原浩治選手など多くの日本人選手が在籍してきました。
このボールパークはその100年を越える歴史(タイタニック号が沈んだ同じ年の同じ週にオープン)や左翼側の高い緑のフェンス(通称:グリーンモンスター) などの特徴的な構造で、現在では考えられないほど狭い座席なども含め、多くのファンから愛されているようです。
『Fenway Park』では球場内外でファンイベントや様々なエンターテインメントが毎試合行われているようです。
と、いうことで。
アメリカメジャーリーグのボールパーク紹介でした。上に挙げた3つのボールパーク以外には、シカゴ・カブスの本拠地『Wrigley Field』や前田健太選手も所属するロサンゼルス・ドジャースの『Dodger Stadium』なども高い評価を得ていました。
日本でも横浜DeNAベイスターズなどは本拠地横浜スタジアムでの試合では花火や照明を落としてのヒーローインタビュー、ファンイベントなどかなり試合以外にも楽しめるイベントを毎試合のように開催しており、こういった取り組みを行うボールパークがさらに増えて野球人気が高まっていけば嬉しいなと思っています。
参考URL:
All 30 MLB stadiums, ranked (USA TODAY)
The 10 best ballparks in baseball (FOX Sports)
Ranking All 30 MLB Ballparks and Stadiums: From Worst to First (athlonsports.com)
Best MLB Stadiums for Major League Baseball, Ranked & Reviewed (Thrillist)