「空飛ぶ車」があと3年で実用化されそうな件
こんにちは。広島生まれなので、自動車メーカーではマツダをいつも応援しているじゃとです。
今回は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などでも登場した「空飛ぶ車」が2020年には実際に現実になるというニュースを見かけたので、それについて書きたいと思います。
「空飛ぶ車」開発に関する最近の動向
そのニュースというのがこちら。トヨタが2020年実用化に向けて資金を提供する、という記事がつい先日、日経新聞に出ていました。
日本ではこれが「空飛ぶ車」に関する初めての大きな動きだったようなのですが、記事中にある通り、海外では、Google創業者のラリー・ペイジが支援するKitty Hawk(米)が「Kitty Hawk Flyer」という一人乗りの空飛ぶ車を以下の動画のように実際に飛行させることに成功しています。この「Kitty Hawk Flyer」は地上では飛行できないようなのですが、今年2017年末までの発売が予定されています。
また、フランスの航空機メーカー「エアバス」もドローンのように垂直離着陸ができる「空飛ぶ車」のコンセプトムービーを3月に公開しており、実用化に向けた開発が進んでいるようです。
その他、タクシー配車サービス大手のUberやTerrafugia(アメリカ)、PAL-V Europe NV(オランダ)といった新興企業なども開発を進めているとのニュースが出ています。
「空飛ぶ車」の利点は?
実際に「空飛ぶ車」が実用化が近づいているとして、そのメリットは何なのでしょうか。『未来技術まとめ Wiki』では以下のようなものが挙げられています。
利点1…「経路=二点間の距離」となり、航行距離が短くなる。所要時間が短縮される。
利点2…渋滞がなくなり、所要時間が短縮される。
利点3…ほかの車や歩行者と、交わったり擦れ違ったりすることがほとんどなくなる。事故が減る。
利点4…道路(舗装)工事、交差点および信号機器が不要となる。
利点5…たとえば「地上50階→地上50階」の間を直接移動できる(100階分の移動を省略)。
事実、利点1,2に関してUberは「空飛ぶ車」が実用化されれば、タクシーで現状1時間40分ほどかかるサンフランシスコ〜サンノゼ間を15分で通行できるようになる、との試算を発表しています。
垂直離着陸機(VTOL)ネットワークの構築に向けて | Uberブログ
と、いうことで。
「空飛ぶ車」が直近での実用化に向けて日本や海外で様々な動きが起きている件のご紹介でした。
「空飛ぶ車」が移動時間を圧倒的に短くするとすると、東京のように「電車でどこでもいけてしまう」都市圏で最近よく言われるような「若者の車離れ」も解消するのかもしれないですね。また一つ映画の世界が現実になるという点でも今後の展開がとても楽しみです。